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23-08-28
世界5大特許庁(IP5)が共同発表した「IP5核心統計指標」によると、2022年IP5の特許出願は計293万件で2021年対比1.4%増加した。このようなIP5の特許出願は2022年全世界特許出願の85.1%に該当する規模であり、そのうち中国特許庁に受け付けられた出願が162万件(55.2%)と半分以上を占め、米国特許庁に59万件(20.3%)、日本特許庁に29万件(9.9%)、韓国特許庁に24万件(8.1%)、欧州特許庁には19万件(6.6%)が受け付けられた。
韓国特許庁に受け付けられた外国人出願人の出願件をみると、50,794件で前年比5.0%増加した。出願人の国籍別に調べてみると、アメリカが17,678件(35%)で1/3以上を占め、次いで、日本が13,860件(27%)、ヨーロッパが12,936件(25%)、中国が6320件(12%)の順であった。日本以外の国籍の出願人による出願が増加し、増加率の面ではアメリカが14%で最も高く、ヨーロッパ3.9%、中国0.4%の順であった。
韓国出願人が韓国以外の国に出願した出願件をみると、76,592件で2021年比9.1%増加した。出願した国別にみてみると、アメリカ特許庁に40,814件(53.3%)で半分以上を占め、次いで、中国特許庁に18,262件(23.8%)、欧州特許庁に10,367件(13.5%)、日本特許庁に7,149件(9.3%)の順であった。すべての国で出願が増加し、増加率の面では、日本特許庁への増加率が20.4%と最も高く、ヨーロッパ10.4%、アメリカ9.7%、中国3.2%の順であった。
各国出願人の自国特許庁への出願傾向をみると、ヨーロッパ出願人がヨーロッパ特許庁に出願した比率が33.7%で最も低く、中国出願人が中国特許庁に出願した比率が94.8%で最も高かった。韓国、アメリカ及び日本出願人の自国特許庁への出願は2021年比で減少した。一方、アメリカとヨーロッパ出願人の場合、韓国及び日本特許庁への出願増加率が高く、中国出願人はヨーロッパ特許庁への出願増加率が高かった。
詳しい統計はIP5ホームページ「Key IP5 Statistical Indicator」で確認することができる。
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