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24-11-27
韓国特許庁はバイオ、先端ロボット、人工知能分野で特許審査官を60人増員すると発表し、現在採用手続きを進めている。これは、半導体、二次電池分野に続き3番目に行われる国家戦略技術分野の特許審査官増員であり、該当分野の企業の迅速な特許確保が可能になるものと期待される。
具体的には、最近5年間の韓国特許庁に提出された特許出願動向をみると、全体特許出願件数の増加率が年平均2.3%であるのに対し、バイオ・先端ロボット・人工知能分野の増加率は年平均8.4%と高い増加傾向を示している。
(単位:件)
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2019年
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2023年
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年平均増加率
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韓国特許出願件数(全分野) |
224,422 |
246,056 |
2.3% |
韓国特許出願件数(バイオ・先端ロボット・人工知能) |
17,921 |
24,777 |
8.4% |
このような最近の出願動向に足並みをそろえて、韓国特許庁はバイオ・先端ロボット・人工知能分野の特許出願に対する迅速かつ正確な特許審査を支援するために、10個の細部分野で審査官増員を進めている。具体的には、バイオ分野(バイオ基盤技術、バイオ診断及び分析技術、バイオ医薬技術、ヘルスケア医療機器技術、ヘルスケアデータ分析技術)に35人、先端ロボット分野(ロボット機構設計技術、インターフェース技術、ロボット制御技術)に16人、人工知能分野(機械学習テクノロジー、認知処理テクノロジー)に9人をそれぞれ採用する予定である。
したがって、当該技術分野の企業は今後、韓国IP市場での競争力を確保するために自社の核心技術の集中的な特許ポートフォリオ構築を積極的に考慮すべきであると思われる。
一方、弊所は最近、顧客の技術及び産業分野トレンドについて一層深く理解するとともに、急速に変化するグローバル技術環境で発生する多様なイシューをより専門的に扱うために、半導体、二次電池、ディスプレイ、AI/情報融合及び医療機器分野を主軸としたIP TechCenterを発足した。
特に、弊所はIP TechCenterを通じて、国家戦略技術分野における権利強化のための韓国特許庁の最近の動きにより一層能動的に対応しながら、技術基盤の組織運営にもとづき、顧客のニーズにそったカスタマイズサービスを提供できるものと期待する。