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24-05-22
国際半導体製造装置材料協会(Semiconductor Equipment and Materials International、SEMI)は、グローバル半導体製造装置の売上高が2023年には一時的に萎縮し、前年比で約6%減少したが、2024年に反騰して1,053億ドル、2025年には1,240億ドルまで増加すると予想した。また、2025年までに半導体製造装置の売上高規模において韓国が中国、台湾と共に世界トップ3のコンシューマーになるとも予想した。
半導体製造装置分野において韓国は大きな市場であるにもかかわらず、韓国の半導体製造装置と核心部品の技術水準は世界最高水準比60%に過ぎないと評価された。半導体専門家85人を対象に実施した研究によると、韓国企業の半導体製造装置及び核心部品の技術水準は2023年基準で世界最高技術を5点としたとき、平均2.97点と評価された。具体的には、製造装置の側面では蒸着製造装置が3.74点で最も高く、自動化及び制御製造装置が3.51点、洗浄及びCMP製造装置が3.41点で比較的高い点数を得た反面、露光製造装置が1.38点、イオン注入製造装置が2.44点でかなり低かった。また、部品の側面では、ヒーターが3.16点、RF整合器が3.11点で技術水準が高かったが、真空ロボットは2.86点、ターボポンプは2.81点で技術水準が相対的に低いと評価された。3点台の場合、中長期的に該当技術を最高水準の技術に代替可能という意味だが、2点以下は事実上代替不可能であることを意味するといわれる。
また、グローバル半導体企業は最近、主要半導体製造工程にAIを適用しようとする試みを活発に進めているが、この分野でも韓国の半導体製造装置企業は海外の企業との格差が大きいという評価だ。2021年から2023年までの韓国特許出願を分析した結果、海外上位10社のAI半導体製造装置に関する出願は計269件である反面、韓国企業の出願は11件で、全体の4%水準にとどまった。多出願企業としてはKLAが83件で最も多く、続いてASML60件、日立ハイテク38件、アプライドマテリアルズ25件の順だ。
このような状況の下で、韓国政府は2030年まで半導体サプライチェーンの自立率を現在の30%から50%まで引き上げ、システム半導体の市場シェアを10%まで拡大するという目標を発表した。また、グローバル半導体製造装置企業であるラムリサーチ、TEL、ASM、AMAT、ASMLのR&Dセンターを韓国内に誘致した上、研究開発と商用化の円滑な連携のために、2027年までに龍仁市に国家先端半導体実証テストベッドも設ける計画だ。
このような 韓 国 政府の支援は韓 国 の半導体製造装置企業がさらに成長するきっかけになるものと思われ、今後韓 国 では半導体製造装置企業間の競 争 がより激しくなることが予想されるので、韓 国 での 関 連特許 権の 確保に一層努めなければならないものと思われる。