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25-01-07
[ 韓国知財ニュース速報]
韓国における商標権及びデザイン権侵害に対する懲罰的損害賠償強化
3倍から5 倍へ
2024年 12月27 日付で商標権及びデザイン権侵害行為の懲罰的損害賠償額の上限を、損害額の3倍から 5倍にまで引き上げる商標法及びデザイン保護法一部改正案が韓国国会の本会議を通過しました。同改正案によれば、法院は商標権及びデザイン権侵害行為が故意的なものと認められる場合、損害額の5 倍を超えない範囲で賠償額を定めることができます。
今回の改正案は、 2024年8 月に施行された特許法及び実用新案法、不正競争防止法の懲罰的損害賠償額を3倍から 5倍に引き上げた事例に歩調を合わせたもので、商標権及びデザイン権侵害行為に対しても同一な水準の強化された賠償額を設けた改正です。
この改正により、商標権及びデザイン権の故意的侵害に対し、懲罰的損害賠償額の上限を5倍に高めることで、商標権及びデザイン権侵害行為に対する先制的抑止効果を強化し、被害救済の実効性を確保できるようになることが期待されています。また、今回の改正は商標権及びデザイン権の保護と、特許権、実用新案権、及び不正競争防止法上の保護との兼ね合いを図ると同時に、韓国内の全般的な知的財産権保護体系を一層強化することに寄与するものと予想されます。
改正案は2025年1 月中に公布され、2025年7 月中に施行される予定です。